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                2009 / 5 / 1

       ≪熊本産業保健推進センターメールマガジン≫

 
                 第20号

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 トピックス
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1 新型インフルエンザ(豚インフルエンザH1N1)にかかる情報の提供について
 今般、メキシコやアメリカをはじめとする世界10カ国以上において豚インフルエ
ンザH1N1の感染者が多数発生し、継続的に人から人への感染がみられる状態となった
として、パンデミック警報レベルをフェーズ5まで引き上げる宣言がなされました。
 豚インフルエンザに関する情報は、今後も厚生労働省より随時発表されますのでご
注意をお願いします。
 また、当センターでも、ホームページに「新型インフルエンザ関連情報」のコーナ
ーを作成し、より新しい情報の提供を行っていきますのでご参照ください。

2 派遣労働者にかかる労働条件及び安全衛生の確保について
 昨年からの景気の悪化を受け、派遣労働者等の非正規雇用労働者の雇用情勢はなお
厳しい状況にありますが、このような中で、派遣労働者等の労働条件及び安全衛生の
確保が適正になされているのか懸念されているところです。
 派遣労働者については、雇用形態が複雑なことから「派遣元」と「派遣先」の使用
者が自ら行うべき事項、また連携して行う事項が示されましたので、それぞれの実施
すべき重点事項等について、下記より再度ご確認いただき、派遣労働者の労働条件及
び安全衛生の確保に努めてください。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2009/04/tp0401-1.html
 なお、当センターでは、6月1日に「下請と派遣に対する安全衛生管理」のテーマ
で研修会を開催します。
 「請負」と「派遣」の違いや、使用者が自ら行うべき事項また連携して行う事項等
について詳しく研修を行いますので、ぜひご利用ください。
 申し込みは、当センターホームページ「研修会のご案内」より可能です。

3 特定化学物質、鉛、石綿にかかる管理濃度の改正について
局所排気装置等の性能要件については、特定化学物質障害予防規則の規定に基づく厚
生労働大臣が定める性能(昭和50年労働省告示第75号)、鉛中毒予防規則及び石
綿
障害予防規則の規定に基づく厚生労働大臣が定める性能(平成17年厚生労働省告示
第129号)において、フードの外側における特定化学物質等の濃度の基準値(以下
「抑制濃度」という。)が定められているところです。
また、局所排気装置等の稼働の要件については、特定化学物質障害予防規則の厚生労
働大臣が定める要件(平成15年厚生労働省告示第378号)、鉛中毒予防規則の厚

労働大臣が定める要件(平成15年厚生労働省告示第376号)、石綿障害予防規則

厚生労働大臣が定める要件(平成17年厚生労働省告示第131号)において、局所
排気装置等のフードの外側における特定化学物質等の抑制濃度が定められているとこ
ろですが、今般、労働安全衛生法施行令別表第3が改正され、「ニッケル化合物」及

「砒素及びその化合物」が特定化学物質の第二類物質とされたことに伴い、これらの
物質の抑制濃度を新たに定めるほか、特定化学物質の既存の20物質、鉛及び石綿に
関する性能要件及び稼働要件としての抑制濃度についても、見直しが行われました。
特定化学物質、鉛、石綿を取り扱っておられる事業場においては、下記よりご確認の
うえ、適正な管理をお願いします。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei30/index.html
なお、当センターでは、今年度「有機溶剤」、「粉じん」、「特定化学物質」、「ホ
ルムア
ルデヒド」について、第一種作業環境測定士による作業環境管理の研修会を開催しま
す。検知管等による測定実習も行いますので、ぜひご参加ください。
 申し込みは、当センターホームページ「研修会のご案内」より可能です。

4 「ニッケル化合物」及び「砒素及びその化合物」に係る健康診断の実施に当たっ
て留意すべき事項について
安衛令第22条が改正され、「ニッケル化合物」並びに「砒素及びその化合物」が新

に健康診断を行うべき有害な業務に追加されたことは、メルマガ2月号でお知らせし
ましたが、これらの健康診断を実施するに当たり、一次健康診断の実施方法及び二次
健康診断の必要性の判断に関し事業者等が参考とすべき事項が、以下のとおりガイド
ラインとして取りまとめられました。
「ニッケル化合物」に係る特殊健康診断の実施のためのガイドライン
http://www.jaish.gr.jp/horei/hor1-50/hor1-50-6-1-2.html
「砒素及びその化合物」に係る特殊健康診断の実施のためのガイドライン
http://www.jaish.gr.jp/horei/hor1-50/hor1-50-6-1-3.html

5 「特定健康診査及び特定保健指導に関するQ&A集」の追加・修正について
 特定健康診査及び特定保健指導については、開始から1年を過ぎ関係機関等から指
摘や質問が寄せられており、厚生労働省では必要に応じ「Q&A集」の追加・修正を
行っていますが、今回、特定保健指導について、特定健康診査等の実施に係る予算補
助について、データについての3項目が修正されました。
  詳細については、下記からご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/info03e.html

6 国が定める規格を具備していない防じんマスクの流通について
防じんマスクについては、労働安全衛生法(以下「法」という。)第44条の2によ
り、
製造しまたは輸入した者は、型式検定を受けなければならないこととされています
が、
今般、国が定める規格を具備していない防じんマスクが販売されたことが明らかにな
りました。
このため、厚生労働省は、欠陥のある防じんマスクを輸入し販売していた三暉(さん
き)
商事有限会社に対し、この型式の防じんマスクの自主回収と、販売店、利用者に対し
欠陥があった事実について必要な情報提供をするよう指示するとともに、この型式検
定の合格証の失効処分を行うこととしています。
マスクの詳細については、下記の厚生労働省ホームページからご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/03/h0327-12.html
防じんマスクについては、点検者を定めて、定期的な点検と早めの交換を行うことが
大切です。

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 新着情報
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【DVD】
= 分類1 生活習慣病 =
[ 1−149] 「食品衛生 50の基本」        2006年(60分)
[2100829] 〜毎日1分間セミナー〜          自己啓発協会
○食品衛生についての正しい知識・実践力を1項目1分でしっかりと身につけられる
ように、「見てわかる、聞いて納得する」内容になっています。紹介する50項目
は、
日々仕事をするうえで必ず実践しなければならない食品衛生の基本を厳選していま
す。

= 分類2 メンタルヘルス =
[ 2−120] 「元気な職場をつくるメンタルヘルス3  No,1」  2009年(20分)
[2100810] 〜気づきとセルフコントロール〜      自己啓発協会
○セルフケア教材【主な内容】●ストレスをためやすい正確とは?●エゴグラムで知
るストレス傾向●正確傾向ごとの改善対策●セルフケアの大切さ

[ 2−121] 「元気な職場をつくるメンタルヘルス3  No,2」  2009年(20分)
[2100811] 〜職場風土づくりと管理職〜        自己啓発協会
○管理職向け 【主な内容】●日常のコミュニケーション●エゴグラムで自分のスト
レスを知る●自我状態とその改善方法●部下との接し方

= 分類3 職業病 =
[ 3‐64 ] 「<改訂V版>ふせげ!酸欠災害」    2008年(40分)
[2100820]  酸素欠乏症とその対策            PRC
○酸欠災害の原因調査では、酸欠危険への認識不足や対策の未実施、二次災害の多発
など、基礎知識不足が常に指摘されています。1.酸欠災害に潜む問題点 2.酸素

乏と硫化水素の発生原因 3.硫化水素中毒の症状と酸素欠乏症 4.酸素欠乏症災害
防止の基本 5.災害発生時の救急処置

[ 3‐65 ] 「快適なVDT作業のポイント」    2003年(28分)
[2100819]  あなたにできる人間工学の自己チェック     PRC
○平成14年に発表された「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」
とともに、人間工学の思想に基づいた健康で快適なVDT作業のポイントをチェックし
てみましょう。1.VDT作業の増加と健康調査(あなたの健康Q&A)2.VDT作業と人
間工学の活用3.健康で快適なVDT作業のポイント

= 分類5 その他 =
[ 5‐195] 「見てわかるパワー・ハラスメント対策1」   2008年(22分)
[2100803]  気づこう!パワー・ハラスメント         アスパクリエイト
○ パワハラが起きる状況を、パワハラの原因タイプ別に分類した事例で展開し
ます。管理監督者から非正規従業員までのすべての働く人を対象に、パワハラ防止の
基本を分かりやすく解説します。

[ 5‐196] 「見てわかるパワー・ハラスメント対策2」   2008年(25分)
[2100804]  管理職がパワハラ加害者にならないために     アスパクリエイト
○業務を進める上で、管理者から部下への指導は不可欠です。そこでどんな言動がパ
ワハラとなり、どうすればパワハラにならない指導ができるのか、管理職のタイプ別
事例を通して解き明かします。

[ 5‐197] 「活かそう!職場のダイバーシティー(多様性)」 2009年(25分)
[2100812]  管理者向け「多様性を活かすリーダーになるために」 自己啓発協会
○ダイバーシティー = 多様性を活かす。男、女、ベテラン、子供を育てている人、
親の介護をしている人〜そもそも組織は多様性を内包し、近年その多様性は一層複層
化しています。ダイバーシティーとは組織を構成する全ての人が、互いの違いを理解
し、受入、足りないものを補いながら、組織の目標を達成するために向けて多様な力
の結集を構築しようというものです。・事例1:リーダーシップ@・雇用形態、価値

の多様化、女性管理職の割合・「見える違い・見えない違い」・ダイバーシティーを

かすステップほか

[ 5‐198] 「活かそう!職場のダイバーシティー(多様性)」 2009年(24分)
[2100813]  全社員向け 「1人1人がいきいきと働くために」  自己啓発協会
○事例1:正社員と契約社員との協働・「見える違い・見えない違い」、ダイバーシ

ィ−を活かすステップ・事例2:ロールモデル不在で不安を抱える女性社員・事例
3:
育児休業を取得したい男性社員・障害があっても「アダブティブ(適応できる)」ほ


[ 5‐199] 「感電事故の救急処置」  (32分)
[2100814]  もしあなたが事故現場に直面したら     電気安全全国連絡委員会
○もし、目の前で感電事故が起こったとき、あなたは慌てず適切に対応できますか?
このビデオは、胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAED(自動体外式除細動器)を用いた
救命手当、火傷や骨折・出血などの応急手当について、一般の方にもわかりやすいよ
うに詳しく解説しています。また、電気事故を防ぐための絶縁用保護具・防具などに
ついても紹介されています。

[ 5‐200]「これだけは知っておきたい新型インフルエンザの予防と対策」2009年(25
分)
[2100821] インフルエンザの基礎知識や基本的な予防法について   日経映像
○発生する可能性があると言われている新型インフルエンザのパンデミック(急速な
大流行)。しかし、その正確な実態は誰にも予測ができません。企業の事業継続や行

サービスの継続にも大きな影響を与えると考えられている中でもっと大切なのは、社
員1人ひとりが「かからない、うつさない」ための性格な知識を得て、準備すること
です。このビデオでは従来型インフルエンザの予防法をもとに「手洗いとうがい」や
「せきエチケット」などの個人が知っておきたい新型インフルエンザの知識と予防策
とを解説します。

[ 5‐201] 「あなたの常識・良識は大丈夫?」      2008年(45分)
[2100828]  社会人やっていいこと・悪いこと   PHP
○新入社員諸君!あなたの態度、マナーは社会で通用しますか?職場に溶け込み、早
く仕事を覚えて、一人前の社会人になるには、ビジネス社会の常識・良識の習得が不
可欠であり、早道です。職場でよい人間関係を築き、信頼される社会人への第一歩
は、
社会人として「やっていいこと、悪いこと」の判断力をしっかり身につけることから
始まります。指導しにくいマナーやモラル教育はまずDVD研修できっかけづくりを。

= 分類6 安全 =
[ 6‐158] 「危ない!職場でのリスク事例集」       (35分)
[2100815]  「問題提議編」「解説編」        インターリスク総研
○情報漏洩、労働災害、著作権侵害、債務不履行など企業は様々なリスクに直面して
おり、対応を一つ間違うと企業存亡の危機に陥りかねません。このビデオでは、日常
の職場の中でありがちなリスクをドラマ仕立ての映像で再現します。「問題提議編」

おいて、視聴者は登場人物のどこに問題点、即ち「リスクの芽」があるかを発見し、
「解説編」において、これらの問題シーンがどのようなリスクに結びつくのか解説し
ます。新入社員、若手社員向けのリスクマネジメント導入研修の教材として最適なビ
デオです。

[ 6‐159] 「自治体版 職場でのリスクマネジメント」   (50分)
[2100816]  あなたのリスク感応度は大丈夫?     インターリスク総研
○自治体では今、多様なリスクへの対応が求められています。このビデオでは、日常
の自治体の職場の中でありがちなリスクをドラマ仕立ての映像で再現します。「問題

議編」において、視聴者は登場人物のどこに問題点、即ち「リスクの芽」があるかを
発見し、「解説編」において、これらの問題シーンがどのようなリスクに結びつくの

解説します。自治体におけるリスクマネジメントあるいは危機管理導入研修の教材と
して最適なビデオです。

[ 6‐160] 「実践1人KY」          2007年(18分)
[2100817]  撲滅、不安全行動             プラネックス
○1人作業のときなどにも、指さしをしながら、声に出すことにより、危険のポイン
トや今日の行動目標が、頭に叩き込まれます。このようなKY(危険予知)を行うこと
で、現場の危険を余地することが鍛えられ不安全行動をなくし、さらに不安全状態を
現場から排除することができる、というわけです。当然、作業も効率良く進められま
す。

[ 6‐161] 「助かった!」          (23分)
[2100818]  ヘルメット・安全帯の底力!!        プラネックス
○あえて災害の瞬間を再現し、ヘルメット・安全帯がどのように作業者の身を守るか
検証しています。 災害再現から実感や借用・装着の良い例、悪い例などについても
紹介しています。

[ 6‐162] 「正しい床上操作式クレーンの取扱」    2009年(20分)
[2100822]  安全運転の基本手順を復習しよう       アスパクリエイト
○床上操作式クレーンは、比較的手軽に運転ができ、また、専従運転者を配置せず
に、
作業工程の進捗状況に応じて運転資格をもった不特定の作業者が交互に運転を業務す
ることもできるため、近年、設置台数が増加しています。しかし、その労働災害は運
転室操作式クレーンより多く発生しています。既に運転資格を持った皆さんととも
に、
安全運転の基本手順について、その一日の流れに沿って今一度復習しましょう。

[ 6‐163] 「ザ・玉掛け」             2009年(19分)
[2100823]  安全な玉掛け作業の知識           建設安全研究会
○玉掛け作業は、建設現場で頻繁に行われる作業ですが、クレーン作業における災害
は、この玉掛け作業が要員で発生することが多いのです。それは、玉掛け作業が適格
でなかったことや、ワイヤーロープの切断によるもの等基本的な安全措置が不十分で
あったことによるものです。このDVDは、現場の仮設材・鉄筋・型枠材その他資材や
材料・工具などのような治具を使用して行うのか等安全な玉掛け方法のポイントを分
かりやすく解説しています。

[ 6‐164] 「どう防ぐ!公衆災害」       2009年(16分)
[2100824]  ○公衆災害とその対策○公衆災害の種類     アスパクリエイト
○多くの土木工事は市街地で行われていますが、近隣住民への配慮と公衆災害防止は
施工者の十代な責任です。また、現場の地下や上空には、上下水道、電力、ガスなど
のライフラインが複雑に設置されています。たとえ物損事故でも、指名停止処分を受
けたり、多額の損害賠償を請求される場合があります。ここでは公衆災害防止の心構
えの対策を示します。

[ 6‐165] 「リスクアセスメント」    (23分)
[2100825]  化学物質取扱い作業編             安全衛生映像研究所
○化学物質取扱作業におけるリスクアセスメントの進め方を解説しています。

[ 6‐166] 「知らないとケガをする!」  (21分)
[2100826]  研削砥石の特性と携帯用グラインダの使い方   プラネックス
○携帯式グラインダに関わる労働災害が全国で多発しています。作業者向けに研削砥
石の特性を知ってもらい、携帯用グラインダを使用する際の危険回避に役立てていた
だくビデオです。工具メーカー、建設会社安全担当者、及び現場作業者の三者が協同
で仕様上の注意をあぶり出しています。特にグラインダのノコ刃使用は、絶対禁止で
あることを強調しています。

[ 6‐167] 「墜落災害を防ぐ リスクアセスメン」  2009年(20分)
[2100827]     アスパクリエイト
○元請けから、来週からの工事方法は大幅に変更されることになっているのに、ま
だ、
その作業手順書が提出つれていないと指摘され、新な作業手順書を急いで出し直すこ
とになった。元の手順書から新な手順書に修正していく課程で、リスクのかかった作
業手順書の作り方とポイントを学びます。 ●手順書作りのアドバイス●リスクの見
積・重篤度・可能性の度合い●危険性・有害性の洗い出し●優先度の決定●洗い出し
に役立つもの●リスク低減措置

*ビデオ・図書等のお申込みはこちらから↓
http://www.kumamoto-sanpo.jp/lending/index.php

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 研修・セミナー案内
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○熊本産業保健推進センターの研修会○
於:熊本産業保健推進センター会議室 14:00〜16:00

【今月】
 ☆5月 14日(木) 『働く人のメンタルヘルスケア』
                         加藤 貴彦 相談員
職場の管理職、保健スタッフの心構えを学び、具体的事例を検討する研修会
です。

 ☆5月18日(月) 『メタボリックシンドロームの予防と対策』
                        稲田 美和子 相談員
@肥満解消の食事A減塩食の実際B食事バランスガイド活用法C生活習慣の
改善(喫煙・飲食・運動)などについての研修会です。

 ☆5月23日(土) 『メンタルヘルスケアと積極的な傾聴訓練』(講師3
人で行います)             「※注 13:00〜16:00」
                廣瀬靖子・島村佳子・中嶋朋子 相談員
@関係法令、考え方、進め方、復職支援、アセスのツール、評価のツールA傾
聴訓練(ロールプレイ)Bリラクセーションの実技などについての研修を行い
ます。
【土曜日開催です。平日困難な方、是非ご参加を。】

 ☆5月25日(月) 『衛生管理者になるための研修(T)』
                         山口 浩一 相談員
試験問題を主に作業環境要素について学ぶ研修会です。衛生管理者の能力向
上教育のためにもいかがでしょうか。

 ☆5月28日(木) 『OSHMSとリスクアセスメント』
                         石原 徳一 相談員
労働安全衛生マネジメントシステムとリスクアセスメントについて学ぶ研修
会です。

【来月】
 ☆6月 1日(月) 『下請けと派遣に対する安全衛生管理』
                         藤田 泰生 相談員
元請けと下請け、派遣先と派遣元の労働安全衛生法の適用、安全衛生管理の
措置義務について研修を行います。

☆6月 4日(木) 『有害業務管理』
                         加藤 貴彦 相談員
化学物質の管理方法を学び、実際に職場の事例を検討します。

☆6月 11日(木) 『リラクセーション技法(1)〜実習〜』
                         中嶋 朋子 相談員
ストレッチ体操やマッサージなど、様々なリラックス法を体験していただき
ます。心身のリラックス状態に気づくことはセルフケアのための重要なポイ
ントとなります。

☆6月16日(火) 『メンタルヘルス活動の実際』
                         島村 佳子 相談員
活動事例、評価のツール照会と使い方、継続していくための一案など、活動
の継続とレベルアップを図るための研修を行います。

☆6月17日(水) 『職場のメンタルヘルスケア概論(T)』
                         岡田 修治 相談員
産業医大 永田頌史先生「認定産業医研修スライド」より研修を行います。

☆6月19日(金) 『新型インフルエンザ対策』
 「※注 14:30〜16:30」        小柳 敦子 相談員
新型インフルエンザにおける企業の具体的取組について研修を行います。

☆6月22日(月) 『メタボリックシンドロームの予防と対策』
                        稲田 美和子 相談員
@肥満解消の食事A減塩食の実際B食事バランスガイド活用法C生活習慣の
改善(喫煙・飲食・運動)などについての研修会です。

☆6月26日(金) 『職場のメンタルヘルス』
                         橋村 明枝 相談員
メンタルヘルスの基礎知識、主にうつ病について学びます。

▲研修会の定員は各18名です。お申し込みはお早めに。

研修会の詳細・お申込は
http://www.kumamoto-sanpo.jp/session/index.html

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 相談員のひとりごと  基幹相談員 島村 佳子(カウンセリング担当)
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「大切な人との別れに想うこと」 
 
 私事で大変恐縮ですが、昨年6月に実父、今年3月に義父と短い間に、大切な人を
二人も失くしてしまいました。一息いれる間もなく時だけが過ぎていき、一段落した
頃、それまでピーンと張り詰めていた緊張の糸が一気に緩んだのか、風邪をこじらせ
てしまいました。
実父は在宅医療で最後を迎えました。一口に在宅医療と言いましても、本人や家族、
主治医、医療・福祉等の支援機関等、相互に連携を密にして看ていくということは、
現実には大変なことでした。
我家の場合、本人と伴侶および子供達の意思統一が図られていたことや医療関係者が
家族内にいたこと、ホームドクターを持っていたこと、且つ、その先生の在宅看護へ
の理解と協力があったこと、家族と主治医の信頼関係が強かったこと、町の介護福祉
の協力を得る手立てを知っていたことなどが功を奏し、最後まで在宅で看ることが出
来たのでした。
先生曰く「在宅でみたいと言われる人が多いのだけれどねえ、実際には出来ないケー
スが多いんだよ。それが出来たのだから、貴方たちのお父さんは幸せだったね。」と

っしゃって頂いた時、なにか胸に痞えていたものがスーっと降りたような安堵の気持
がどっと押し寄せてきて、冷静さを保てなかったことを思い出します。本人の強い希
望と家族全員がそのことを了解し、主治医の承諾も得た上で取り組んだものだったの
ですが、こんな気持ちになったということは、私たち看る側の心のどこかに‘小さな
迷い’があったからなのだろうと振り返っております。
旅立ちの日の朝は、不思議なくらい元気で、いつもより機嫌も良かったので、ひげを
剃ったり身体を拭いたりしてきれいになり、久々に満足のいくお世話が出来た事に母
も満足して大変喜んでいました。「これからは痛み緩和が一番だから大変になるよ
ね。
84歳になる母の方も限界に来てるから、その辺も配慮してやらないといけんね。後悔
しないように精一杯頑張ろうね!」と姉と話していたのですが、ウトウトし出したか
と思ってましたら、これが終焉の場面への始まりだったのでした。父は、少しの間苦
しい思いをしましたが、みんなに枕元で看見守られ、静かに旅立って行きました。仕
事を持っている私たちを思いやるかのように週末まで頑張ってくれた父、そして、き
れい好きだった父は、旅支度をちゃんとして逝ってしまったのです。いろんなことを
思い出しますと、今でも、父に感謝の気持ちで一杯になります。
慌しく時間が過ぎ、高齢の母は気丈にも一人暮らしをしています。時間が薬とはよく
言ったものです。庭いじり、花壇の入れ替えなど、父の仕事を引き継いだかのよう
に、
家を守っています。どこに行くにもいつも父の腕時計をはめて一緒に父を連れまわっ
ているかのようです。
自分が親を見送る年になったからでしょうか、昨今の医療福祉介護を身近に感じるこ
とが多くなりました。
後期高齢者医療制度の下では、患者が安心して病院にも行けない、治療する側も病院
経営上みてあげることもままならない。これが今の厳しい医療の現実です。
そう考えると、病気にならないよう心身共に健康に老いることが一番。頭では分かっ
ていてもなかなか行動が伴ないません。
昨年から定期健診と特定健診の連携によるメタボ予防対策が始まりました。「生活習

を見直そう!運動習慣を生活の中に定着させよう!」「ストレスと上手く付き合う方

を身につけよう!」このように、最近よく目にしたり聞いたりする事が増えました。
過労死や過労自殺の問題がクローズアップされているからでしょう。
心と身体の両面からアプローチしていくTHP(トータル・ヘルスプロモーション・
プラン=心身の健康増に進活動)の考え方が、更に強化されたものになったというこ
とが言えるでしょう。目指す最終ゴールは、心身共に健康を維持したまま一般社会に
帰ることだと思っているのですが。。。。
健康は自助努力が基本だと言われています。しかし、加齢現象に伴う健康レベルの低
下は避けられないことですし、重い病気に罹ったら尚更のこと。これから先、自分た
ちの老後はいったいどうなるのでしょう。不安感が増すばかりです。子供の当てにな
らない。帰っていく先の医療福祉も頼りにならないでは、安心して帰れない気がしま
す。将来、言葉も文化もちがう人達のお世話にならざるを得ない状況が自分にもやっ
てくるのでしょうか!?
年老いた母の願いは、父と同じ在宅医療をだそうで、「よろしくお願いしま〜す!」

笑いながら言っています。どうも自分の老後を心配している暇はなさそうです。我が
家は確実に‘老老介護’になりそうであります!そのためにも、健康を維持しなくて
はならないと思っている今日この頃です。

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 編集後記
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今年のGW、熊本地方の週間天気予報を見てみると概ね晴れると予想されています。
ETCの割引もあるため遠出される方も多いのではないかと思います。去年は熊本城
築城400年祭とガソリンの高騰があり近所で過ごしたような気がしますが、今年は
私も外出してきたいと思います。
新年度が始まり慌しい1ヶ月の疲れやストレスの溜まってる人もいるかと思いますが
このGWで上手にリフレッシュできるといいですね。

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 次回の第20号は6月1日(月)配信予定です。
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編集内容等に関するご意見・お問合せなどをお寄せください。
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