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≪熊本産業保健総合支援センター メールマガジン≫ 第100号(2016年1月7日)

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新年のご挨拶 熊本産業保健総合支援センター所長 坂本 不出夫
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新年あけましておめでとうございます。
昨年は産業保健事業にご理解とご協力をいただきありがとうございました。
1昨年4月、3事業の一元化を主とする事業運営改革が行われ新たな産業保健総合
支援事業がスタートしましたが、昨年が本格的な活動に移った時期であったと思い
ます。
特に従来からの事業に加え、昨年12月には「ストレスチェック制度」が施行され
ました。周知の徹底と共に、スムースな運営に向け、各位のご指導をお願いする次
第です。限られた予算、スタッフそして経済最優先の国家施策のなかで、労働者の
健康の確保に資する事業推進というものは、大変厳しい状況にあるといえますが、
皆様のご協力をいただきながら努力していきたいと考えています。
本年もどうぞよろしくお願いします。

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ストレスチェック制度関連のお知らせ!
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●厚生労働省委託事業ストレスチェック制度解説セミナーのお知らせ!
企業等において、ストレスチェック制度を導入するための「ストレスチェック制度
導入セミナー」を全国47都道府県で開催します。詳しくは、以下をご覧ください。
http://www.tokiorisk.co.jp/seminar/20151225.html

開催地:全国47都道府県
開催期間:2015年12月〜2016年3月
開催時間:13:45〜17:00(受付開始13:25)
参加費:無料
対象:以下のような所属,業務に従事する方
・事業所の人事部門,産業保健スタッフの方
・外部サービス機関(EAP等),健康診断実施機関,医療機関の方
・自治体,保険者の方など

●ストレスチェック制度における労働基準監督署への報告書の提出について
労働基準監督署へ提出が義務付けられている労働安全衛生規則様式第6号の2
「心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書」は、OCRで読み取り可能
な様式を平成28年3月下旬に公表する予定です。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/151203-1.pdf

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セミナー、研修会関連
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●産業保健研修会<<受付終了>>のお知らせ!
以下の産業保健研修会が定員に達しましたので受付を終了しました。
多数のお申し込み有難うございました。
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日 時:平成28年1月27日(水)18時30分〜20時30分
テーマ:臨床医のための産業医入門
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日 時:平成28年2月23日(火)18時30分〜20時30分
テーマ:職域における呼吸機能検査の活用−COPDの啓発−
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行政の動き
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1.厚生労働省(雇用均等・児童家庭局家庭福祉課/12月22日)
平成26年度 母子家庭の母及び父子家庭の父の自立支援施策の実施状況を公表
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000108398.html

2.厚生労働省(健康局がん・疾病対策課/12月22日)
「がん対策加速化プラン」について
今年6月に行われたがんサミットにおいて、内閣総理大臣より厚生労働大臣に
対して、「がん対策加速化プラン」を年内を目途に策定し、関係者と政府が一
丸となって取組の一層の強化を図るようにとの指示があり、これを受けて「が
ん対策加速化プラン」が取りまとめられ公表されました。
詳しくは、以下をご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000107743.html

【 その他の情報 】
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○メンタルヘルス対策
・こころの耳(http://kokoro.mhlw.go.jp/)
○セクハラ・パワハラ問題
・明るい職場応援団(http://www.no-pawahara.mhlw.go.jp/)
○胆管がん関連情報
厚生労働省では、印刷業の洗浄作業に従事する人からの健康上の相談及び職業性
胆管がんに関する各種相談に応じます。
<胆管がんに関する電話相談>
0120-616-700 月曜日から金曜日まで(9時30分〜12時、13時〜16時)
○微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報
・環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info.html)
○黄砂の飛来関する情報
・環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/air/dss/)
○放射性物質による環境汚染情報
・環境省ホームページ(http://josen.env.go.jp/)
○労働災害情報
・災害統計各種(http://anzeninfo.mhlw.go.jp/)
・中災防安全衛生情報センター(http://www.jaish.gr.jp/)

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研修・セミナー案内
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平成28年1月以降も産業保健研修会を予定しておりますので、産業保健スタッフ
(産業医・保健師・看護師・衛生管理者等)のみならず、労働者・事業主或いは、
産業保健に関して興味をお持ちの多くの皆さまのご参加をお待ちしてます。

○研修会場:住友生命熊本ビル3階会議室(熊本市中央区花畑町9-24)
○参加費:すべて"無料"です。
○お申込み方法:FAX、メール、電話(※)でのお申し込みを受け付けます。

当センター研修会のお申し込みは、以下のいずれかよりお申し込み下さい。
・ホームページ(http://www.kumamoto-sanpo.jp/FormMail/session/index.php)
・TEL:096-353-5480/FAX:096-359-6506

※電話でのお申し込みの方は、後日申込書(ホームページから[研修会のご案内]
[参加申込フォーム])の送付(送信)をお願いします。
※研修会日程の頭に[◆]が付いたものは、日本医師会の産業医研修(生涯研修)の
認定を受けて開催するもので、更新単位が取得できます。

<<■■■■■■平成28年1月の予定■■■■■■>>
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日   時:1月8日(金)14:00〜16:00
研修テーマ:心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援対策
内   容:精神科より、職場復帰支援のやり方、注意点等について学ぶ。
講   師:岡田修治(弓削病院 診療部長)
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日   時:1月15日(金)14:00〜16:00
研修テーマ:THP(心とからだの健康づくり)の取り入れ方
内   容:厚生労働省では、THP(トータル・ヘルスプロモーション・プラン)を
愛称として、働く人の心とからだの健康づくりを推進しています。
「健康づくり計画」の立案方法、「安全衛生委員会」とのタイアップ法
「PDCAサイクル」の活用法など事業所での「健康づくり」の取り入れ方
を紹介します。
講   師:中嶋朋子(健康運動指導士 産業カウンセラー)
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日   時:1月22日(金)14:00〜16:00
研修テーマ:健康予防の為に(6)「生き方・考え方を見直す」
内   容:健康生活の基盤となる生き方、考え方、価値観などの影響・作用を検討
講   師:森川泰寛(ヒューマンケア熊本代表 臨床心理士 キャリアカウンセラー)
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日   時:1月25日(月)14:00〜16:00
研修テーマ:疲労回復・リフレッシュのためのセルフケア体験
内   容:長時間のデスクワークや同じ姿勢での作業は、肩・腰・膝といった局所
に負担をかけることが多い。これらは生活習慣病ならぬ生活習慣痛とし
て、作業効率や日常生活をも低下させてしまう危険性がある。そこで今
回は、自身で行えるストレッチやマッサージ法を紹介する。
講   師:山口真由美 特別講師
(日本赤十字社 熊本健康管理センター健康運動指導士)
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<<■■■■■■平成28年2月の予定■■■■■■>>
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日   時:2月5日(金)14:00〜16:00
研修テーマ:中小企業における嘱託産業医の活用
内   容:産業医の活用は企業によって特色があります。産業医をどう生かすか?
企業側の体制や腕も問われます。様々な契約や環境を前提に、より良い
あり方を検討します。
講   師:野波善郎(日本赤十字社日赤健康管理センター健康増進部長)
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日   時:2月9日(火)14:00〜16:00
研修テーマ:産業看護職の皆さん お互い情報交換しましょう【募集定員5名】 
内   容:業務の進め方や悩みなど、メンバーで出し合いヒントを得ます。事例検討
でプレゼンを体験します。(事前にアンケートをお送りします)
講   師:尾池千賀子(労働衛生コンサルタント保健師・産業カウンセラー)
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日   時:2月12日(金)14:00〜16:00
研修テーマ:メンタルヘルス事例検討
内   容:(「こころの耳」より)
講   師:岡田修治(弓削病院 診療部長)
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日   時:2月15日(月)14:00〜16:00
研修テーマ:労働安全衛生マネジメントシステム
内   容:OSHMS指針対応
、リスク見積り及び優先度について
講   師:岩男周二(第1種作業環境測定士 第1種衛生管理者
第1種公害防止管理者環境計量士)
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日   時:2月17日(水)18:30〜20:30
研修テーマ:メンタル不調による休業者の職場復帰支援(第2回)【募集定員8〜12名】
【人事労務管理者および事業場内産業保健スタッフでかつEXCEL2007以降
搭載のノート型パソコン持ち込める方対象】
内   容:復職可否判断に要する休業者の情報収集をパソコンツールを使って実習
講   師:平田 啓三(元 肥後銀行 人事相談室 産業カウンセラー/心理相談員)
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日   時:2月18日(木)14:00〜16:00
研修テーマ:セクハラ・パワハラの基礎知識と事例検討
内   容:セクハラ・パワハラについて、基礎知識をふまえ、熱血指導とパワハラ
の違いについて理解を深める。
講   師:森田裕子(オフィスコスモス代表産業カウンセラー 心理相談員)
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日   時:2月19日(金)14:00〜16:00
研修テーマ:ストレス対処法〜セルフケアの実際〜
内   容:心身のリラックス状態に気づくことはセルフケアの為の重要なポイント
である。まずは、「ストレスサイン」を見逃していないか、自分の緊張
状態を把握する。様々なリラックス法を実習により体験し、自分にあっ
た対処法を習得する。(筋弛緩法、自律訓練法、リンパマッサージ、
ストレッチ体操、アロマセラピー等)
講   師:中嶋朋子(健康運動指導士 産業カウンセラー)
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産業保険研修会申込書(FAX用)
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参加者氏名|
(ふりがな)|
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参加研修会| 第 回 月 日 / 第 回 月 日
番号&日付 | 第 回 月 日 / 第 回 月 日
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会社名 | (所属部署 )
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会社所在地|
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会社の電話| |FAX番号|
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連絡担当者名 |
(参加者と別の場合)|
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熊本産業保健総合支援センターから『産業保健に関する質問募集』のお知らせ』!
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会社の衛生管理の担当者に選任されたが、衛生管理活動をどう進めたらいいか、
社内でメンタルヘルス対策を進めたいがどう対応したらいいのかわからない等と
いったことでお悩みではありませんか。
当センターでは、メンタルヘルスや健康管理など産業保健に関する様々な問題に
ついて、専門スタッフがご相談に応じ、解決方法を助言します。今お悩みのこと、
疑問に思っていることがありましたら以下のいずれかの方法でご相談下さい。
相談はすべて無料です。相談により知り得た情報等は厳守します。

・ホームページ:http://www.kumamoto-sanpo.jp/FormMail/soudan/index.php
・メール:ksanpo43@xvb.biglobe.ne.jp
・FAX:096-359-6506/TEL:096-353-5480

尚、電話、FAX、メール等ご希望の方法で、必ず回答いたします。
回答先及び回答方法は以下の通りです。

・ご希望回答方法(電話・FAX・メール・郵便)
・住所等
・会社名
・担当者名
・電話番号
・FAX番号
・メールアドレス
・メルマガ配信希望(メールアドレス)

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相談員のひとり言                  加藤 貴彦 相談員
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日本産業衛生学会の歴史 − 産業衛生学会の創立は大正15年(1926年)−

皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
2016年は、「産業衛生に関する学術の振興と、勤労者の職業起因性疾患の予防及び
健康維持増進を図り、わが国の学術と社会の発展に寄与することを目的」とする
「日本産業衛生学会」の創立90周年の年です。本号ではその発足の経緯を紹介したい
と思います。
先日、熊本大学医学部附属図書館に保存されている図書を調べていたところ、大正15
年(1926年)に発刊された産業医学第1巻(大正15年)を発見しました。その51頁に
「雑報」という欄があり、石原修先生の大阪医科大学(現在の大阪大学医学部)教授
就任に伴い2月14日「産業医学会」が創立されたこと、発起人は二百余名、石原先生が
初代理事長に選任されたと書かれています。そしてこの頁の中段と下段には、発起人
一同による会則草案もあります。以上の記載に基づきますと、日本産業衛生学会は、
大正15年(1926年)2月14日に創立されたことになります。今ではバレンタインデイですね。 
当時の詳細は不明ですが、大正15年(1926年)の産業医学会創立とともに、学会誌も
第2巻まで刊行されたようです。しかしその後、学会誌は刊行中止となり、学会そのもの
も一旦解散したようですが、昭和4年(1929年)、暉峻義等(てるおかぎとう)先生に
よって、「関西産業衛生協議会(産業衛生協議会)」が創立されました。
そして昭和7年(1932年)、「産業衛生協議会」は「日本産業衛生協会」と改称され、
日本の産業医学は再出発することになります。昭和34年(1959年)2月からは、「日本
産業衛生協会」によって「産業医学Vol 1」が発刊され学会誌も復活することになります。
一方、日本産業衛生学会・九州地方会の発足ですが、昭和10年(1935年)11月、第8回
全国学会総会が八幡製鐵所病院長・植村卯三郎先生を会長として八幡市(現在の北九州
市)において開催されました。この第8回総会において、正式に九州地方会の設立が決定
され、代表として植村先生が選出されました。九州地方会の正式な発足は、翌年の昭和
11年(1936年)となります。
さて、「日本産業衛生学会」の前身であり「日本産業医学会」の初代理事長を務め
られた石原修先生は、京都帝国大学福岡医科大学(現在の九州大学医学部)を1908年
(2期生)にご卒業し、内務省・農商務省に努められました。先生の最も重要な業績は、
日本初の労働者保護法「工場法」の施行に貢献されたことです。次の機会に石原先生の
業績をご紹介したいと思います。

参考資料(雑報, 産業医学 Vol 1, p51, 1926.)
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編集後記
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皆様、新年明けましておめでとうございます。
平成28年1月4日より当センターに就任致しました平島と申します。
不慣れな点が多々あるかと思いますがコツコツと精一杯頑張りますので、
皆様よろしくお願い致します。
メルマガも第100号を配信することができました。
これからも、皆様にとって有効な情報を配信し、
興味を持ちやすく読みやすいように心がけて作成して行きたいと思います。
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●次回の第101号は平成28年2月1日に配信予定です。

編集内容等に関するご意見・お問合せなどをお寄せください。
またメールアドレスの変更の場合は件名に[メルマガアドレス変更希望]、
配信停止希望の場合は、[メルマガ配信停止希望]等ご記入の上
ksanpo43@xvb.biglobe.ne.jpへお願いします。

★メールアドレスが2014/1/6より変更になりました。
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独立行政法人 労働者健康福祉機構 熊本産業保健総合支援センター
〒860-0806 熊本市中央区花畑町9-24 住友生命熊本ビル3階
TEL:096-353-5480 FAX:096-359-6506
http://www.kumamoto-sanpo.jp/
E-Mail:ksanpo43@xvb.biglobe.ne.jp <-New
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